再生因子とは何か
こちらのコラムでは「再生因子注入療法」について紹介しています。
薄毛治療や美容医療で注目されている再生因子ですが、正直言って何のことなのか、実態がよく分からない方も多いでしょう。
そこで、今回は再生因子とは何なのかを分かりやすく紹介していきます。
再生因子=グロスファクター
再生因子は弊社独特の言い回しで、一般的には成長因子やグロスファクター、増殖因子と呼ばれています。再生因子は、特定の細胞や細胞の分化を促すタンパク質を一括りにしたもの。美容業界では成長因子というワードが使われることも多く、アンチエイジングなどの美容効果が期待できる成分として注目を集めています。
再生因子はヒト成長ホルモンを活性化する
では、再生因子にはどのような役割があるのでしょうか。
私たちの体は骨、皮膚、筋肉、細胞などからできていますね。これらの人の体を構成するものはすべて「ヒト成長ホルモン」によって成長していきます。ヒト成長ホルモンは人々の発育に欠かせないものですが、20代をピークにどんどん分泌量が低下してしまうのです。ヒト成長ホルモンの分泌低下により、私たちは老化してしまうと言われていますが、逆を言えば、ヒト成長ホルモンを活性化できたら、私たちは若々しさを保てるのです。この若返りや健康な体のために必要なヒト成長ホルモンを活性化する分泌こそが再生因子、別名グロスファクターなんです。
代表的な再生因子
再生因子と一括りに言ってもさまざまな種類があります。種類によって役割も異なります。今回は代表的な再生因子をいくつか紹介します。
EGF…肌のターンオーバーを促す細胞に対して働きかける再生因子です。ターンオーバー、つまり生まれ変わりをうながす因子ですのでシミの改善やくすみの解消に効果が期待できます。
FGF…FGFは、線維芽細胞成長因子のこと。肌の奥深くの細胞を活性化するよう促してくれます。肌のハリや潤いのために欠かせない因子です。
IGF…皮膚の再生に欠かせない再生因子です。傷付いた細胞の修復を促してくれるので、たるみやしわ予防に効果を発揮します。
まとめ
今回は意外と知らない「再生因子」について掘り下げて紹介しました。再生因子はヒト成長ホルモンを活性化させてくれる因子。美容治療にはもちろん、膝関節の治療や薄毛治療にも役立っています。今後もさまざまな再生治療に役立つことが予想され、注目を集めています。