みんなは膝の痛みとどう付き合ってる?
年齢とともに、変形性膝関節症を患う人が増えていきますが、実際、膝の痛みはいつぐらいから出てきて、痛みにどのように対処しているのでしょう。
「膝の痛みに関する対処法と改善」(生化学工業)というアンケートの結果を中心に、膝に痛みを抱える人の生活の実態を見ていきたいと思います。
引用:ひざの痛みの実態 | 「ひざの痛みに関する対処法と改善」アンケート結果 | ひざイキイキ | 生化学工業株式会社 (ehiza.jp)
この調査は、2022年1月に、膝の痛みを抱える40代〜60代の男女600名に対し、インターネットでアンケート調査をした結果です。
Q. ひざが痛むようになったのはいつ頃からですか?
膝の痛みは、40代を過ぎると急激に出てくることが分かりますね。
Q. ひざが痛くて困ることは何ですか?(複数回答)
膝の痛みが出てくると、日常生活の広い範囲に支障が出ることが分かります。遠出が億劫、趣味や娯楽ができないなど、外出が減ってしまう原因になってしまうと、筋力や意欲低下にもつながりかねません。日常生活動作でも痛みをつらく感じる場面が多く、苦痛を減らすには、痛みのコントロールが大切だと言えますね。
Q. ひざが痛むのはいつですか?(複数回答)
膝の痛みは、突出して冬に多いことが分かります。冷えが痛みを増強させるということにも納得です。気圧の変化を膝の痛みで感じると仰る方もいらっしゃいます。思っている以上に、天気や季節に痛みが左右されていることが分かりました。
Q. ひざの痛みの原因は何だと思いますか? (複数回答)
「膝の痛みが出てしまう原因をどのように捉えているのか」」という質問ですが、年齢によるものであるということを知っている方が多いようです。年齢以外の原因として、何か思い当たることがある方も多いようですね。
次は、株式会社セルバンク:2021年6月に慢性的に膝の痛みを感じている40〜70代の女性2871名を対象にインターネット調査した結果をご紹介します。
引用:
「Q2. あなたが膝の痛みに対してとっている/とっていた治療法を教えてください。(複数回答)」
「Q3. なぜその治療法を選択しましたか。(複数回答)」(n=1162)
この二つの回答から、膝の痛みが出ても何もしない方が多いことが多く、医療関係者や友人から勧められて治療に至る方が多いことが分かりました。
「歳だからある程度は仕方ない。」、逆に40代の方などは、「まだ若いから大丈夫。」など、治療が必要な目安などが分からずにいることもあるのではないかと推測できます。
まとめ
以上、二つのアンケート結果を参考に、膝の痛みについての現状を見てきました。
膝の痛みが出る原因は、変形性膝関節症やリウマチなどの疾患など、様々なものが
考えられます。
初めは軽い膝の痛みだけかもしれませんが、痛みや膝の動きが悪くなることで活動量が減っていけば、筋力低下につながり、ロコモティブシンドロームという状態へ進んでいきやすくなるかも知れません。
日常生活に大きな苦痛を感じて過ごすより、痛みのコントロールや適切な治療を受けることで、より長く健康的な生活が送れる可能性が大きくなります。今は、バイオセラピーなど、治療の幅も広がり、積極的に運動療法も取り入れられてきています。痛みや腫れがひどくなっていく場合や、痛みが1カ月以上続く場合は、整形外科受診を検討しましょう。
引用サイト:
ひざの痛みの実態 | 「ひざの痛みに関する対処法と改善」アンケート結果 | ひざイキイキ | 生化学工業株式会社 (ehiza.jp)
参考サイト:
痛みについてのアンケート結果|くすりの健康日本堂 (k-nihondo.jp)