再⽣因⼦注⼊療法

コラム

ひざに負担のかからない生活とは?①

ひざに病気を抱えている方は、日常生活の中でひざに負担をかけないようにすることが大切です。

また、ひざの病気でなくてもひざに負担のかからない生活を意識することで疾病予防に繋がります。

今回はひざに負担のかからない生活について一緒に考えていきましょう。

  • ひざに負担がかかるシーン

今回はひざに負担がかかる日常生活のシーンから、ひざに優しい生活を考えてみましょう。

1.座った状態から立ち上がるとき

まずは、日常でよくある行動です。座った状態から立ち上がるのは普段よくする何気ない動作ですが、回数も多いのでひざへの負担になります。また、座った状態から立ち上がるまでの距離が大きいほどひざへの負担も大きくなります。これは、曲げ伸ばしの可動域がより大きくなるからです。ひざに優しい生活にするためには

・和式トイレを洋式トイレにする

・布団からベッドに変える

・靴の脱ぎ履きには椅子を使う

などなど。ひざに負担がかからないよう、家具を変えたりと工夫が必要です。また、手すりをつけひざの負担を腕力でカバーするのも良いでしょう。

2.正座の姿勢

直接床に座ると何気なくしてしまう正座ですが、正座もひざに負担のかかる姿勢です。ひざの屈曲角度が大きくなり、ひざにとっては不自然な状況となります。なるべく正座をしなくて良いように

・座布団ではなく椅子に座る

・和室でも高さの低い腰掛けを使う

など、正座しなくて良い環境を整えましょう。正座がクセになっている人もいると思いますが、意識して変えていくことでひざに優しい生活を送れますよ。

3.長時間立つ、長時間歩く

仕事の関係で長時間立ちっぱなしだったり、歩く時間が長い人もいると思いますが、立ちっぱなしや歩きすぎはひざに負担がかかります。家の中でも長時間立ちっぱなしで作業することがないよう、対策が必要です。もちろん、ウォーキングなど適度な運動をすることはひざの血流も良くなり健康に良いですが、歩きすぎは避けましょう。

・立ちっぱなしにならないよう家の中に椅子を置く

・時間を決めて座って休む

・痛みがあるときは歩かない

など、意識的にひざを休ませるようにしましょう。また、杖を使うことでひざへの負担を和らげることができますので、ひざの痛みがある方は無理をせずに、杖の使用を検討しましょう。

まとめ

今回はひざに負担のかからない生活について紹介しました。

ひざに負担のかからない生活は日常生活の何気ないことで叶います。

少しずつ今の生活を見直し、いつまでも健康なひざで暮らしましょう。